俺達は それぞれに

涙を流した。

如月が呟いた。

「私は すごくありません。

 勘違いで死んだのですから。

 でも愛する人の家で

 愛する人を思って死ねたから

 後悔はありません。

 ・・・しかし

 本当に 死 という決断が

 あっていたかどうかは

 誰にもわかりません・・・。

 ですから・・・久道様。

 あなたは自分を信じるべきです。

 生きる という決断をしたあなたは

 間違いではないのですから。」