ドアが開く音と同時に背の高い男の人が教室に入って来た。
「2-Aの担任は嵐だ!」
…嵐先生だっ!!
「「「キャーーーーッ」」」
女子たちは黄色い声を上げた。
男子もガッツポーズではしゃぎ回っている。
「麗華ーっ!超嬉しいんだけどー!!」
「杏ーっ!あたしもー‼」
あたしたちは抱き合った。
「お前ら、そんなに俺がよかったのか?」
嵐先生は、はにかんだ。
「当たり前じゃん!昨日の夜とか寝てねぇし、俺‼」
「嘘つけ!お前、俺からのメールムシったくせによー」
「はぁ?お前なんかのメール知らねぇよ」
「嵐先生ー!ヒドくないですか?!コイツー」
「お前のメールは重要性に欠けてそうだからしょうがないな!」
「嵐先生までそんなこと言わないでくださいよー」
教室内は笑いでいっぱいだった。
やっぱり、嵐先生のクラスは最高ー‼

