「弥生⁈私と同じ学校だったんだ…」

立花弥生。彼とは小学校が同じで、男子の中でも特に仲が良かった。

「奈南…!わかんなかったなー‼何組だったんだ?オレは1組」

「私は5組…って、端と端ねぇ!道理で分からなかったわけだわ」

何もかも追いついていない私の思考は、

「なぁ、お前急いでたんじゃねぇの?」

という言葉で遮られた。