只今、私の家に沙耶といます


「ねぇ、お兄さん遅いね」

「そうだね」

「ねぇ、お兄さんまだかな」

「まだだね」

「ねぇ、お兄さん···」



沙耶が言いかけた時、
お兄ちゃんが帰ってきた


「···あれ?えっと、沙耶ちゃんだ?」

「はい!沙耶です!お兄さんに覚えててもらえて光栄ですう!」


こんな感じの沙耶にお兄ちゃんは「ははっ」と苦笑いをしている


「お兄ちゃん遅かったね?」

「そう?」

「そうだよ」

「なんでなのかな?」


だめだ。
お兄ちゃんとは会話が成り立たない


「沙耶ちゃん、よかったら夕食食べていく?」

「えぇっよろしいんですかっ!?」

「ぇ、まぁ柚梨亜の友達だしね。特別だからね」


とゆってお兄ちゃんは着替えに部屋に戻った