「おはよ~、美那。」

「おはよ、優心!!今日は一段と寒いよね…」

「大丈夫??美那は冷え性なんだし気を付けなよ。」


優心はいつも気遣ってくれる。
それが嬉しかったりも………。


でも、私にはもう一人、いや二人厄介な幼馴染みがいる。

「おいー、俺らを置いてくなんてひどいぞ、美那歩。」


ドキッ…

誰も美那歩なんて呼ばないのに、この人だけは毎回、毎日美那歩って呼ぶ。