彼女の名前は多分、永野 愛衣(ながの あい)。 自己紹介なんて面倒くさい……と、危うく夢の旅へ出発するところだった俺の意識を呼び戻した強者だ。 なぜか? それは、美少女を食い入る様に見る男子達のあまりの迫力と、彼女の可愛さだ。 男子達の迫力がヤバくて気になり、意識が遠退きかけぼやけていた視界の焦点を合わせて1番に目に映り込んできたのは、彼女だった。 今まで生きてきたなかでこんな美少女を見たのは、テレビに映る人を除き、初めてだった。 ――ヤバい、可愛い。 俺の意識は一気に覚醒した。