【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






 瑛太SIDE




 床をこするような音が近づいてきた。




 窓の一角に





 銀色の何かが





 一瞬映った。






 まさか!!





 僕は咄嗟に




 体を動かした。





 体中が




 痛くなる。





 ベッドから



 右半身が投げ出されて




 頭が下を向く。