潜入が得意な瑛太は すぐに手がかりを掴んでくれた。 それが、数時間前。 ……。 ~数時間前~ 「奏太、七帆についてわかったことがあるんだ」 息を弾ませて 瑛太が言った。 「なんだ?」 「七帆は十七年前に 本郷の組長、蓮也と結婚してる」