【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






 奏太SIDE




 俺は花蓮を抱き寄せて




 もう一度





 本郷の奴らを睨んだ。





 …もう




 ばれていやがったか。





 内密に調べていたつもりだったが…。





「首を突っ込みすぎると




 痛い目に遭うわよ」





 かすかな声に振り向くと




 あの写真の女――――七帆がいた。





 …アイツ!!