そのとき 群衆が割れた。 開いた道から 奏太さんが現れる。 「俺はここにいる! 俺の弟と女には 手を出すんじゃねェ!」 奏太さん…!! 「本人のお出ましかよ!」 グラサンが唾を吐き。 「オマエに一つ、警告だ」 モヒカンは冷静に告げた。