【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






「何しやがる!?」





 モヒカンは




 私の胸座をねじ上げた。




「アンタ、間違ってるよ!」




 私の言葉に





 虎の特攻服三人が笑う。






 それでも私は続けた。




「アンタたちが奏太さんに何の用かは知らない。



 けど




 だからってまわりの人を傷つけるのは




 間違ってるよ」