【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






「ほら、立て!」





 虎の人が叫んだ。



 瑛太さんがよろめきながら




 立つ。





「なんなの…これ」






 私は顔を覆った。




 一対四なんて




 卑怯すぎる。






 弱いもの苛めだ。





 去年までの私みたい―――――。




 一人に寄ってたかって苛めて。