「こんなヤツ、乱舞にいたか?」 龍太さんが写真を睨みつけて。 「いましたよ。 一度、乱舞の連中が 紹介してきたじきゃないですか」 玲央さんが 人差し指を立てて。 「俺は覚えてねェな」 奏太さんは腕組みしながら言った。 「これが七帆か」 奏太さんは呟いて 私を見た。