風呂を出て 部屋に戻った。 「お、さっぱりしたな」 奏太さんが 私の髪をくしゃっとした。 「ココナッツのにおいがすごいな」 龍太さんも言った。 「花蓮に手ェ出すなよ」 奏太さんが 私の肩に手を回す。 それが恥ずかしくて 私は俯いた。