【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参




 食事を終えた後、私は部屋に戻った。


「おい、花蓮。仕度したか」


 奏太さんの声が聞こえた。


「うん!」


 私は部屋を出た。奏太さんが、珍しく屋敷内にヘルメットを持ち込んでいる。


「じゃあ、行くぞ」


 奏太さんに手を引っ張られた。


「ひゃぁああ!手が抜ける〰〰〰!!」



 私が叫ぶと、奏太さんは舌打ちした。けど、手を緩める気配はない。


「そんなに強く引っ張らなくても、ちゃんとついてくよ!?」