【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





「テメェのが、変態だろ」



 いつの間にか、食堂に来てた奏太さんが龍太さんの頭を殴った。



「シツゲンデシタ、スミマセン」



 龍太さんが平謝りする。



「花蓮、何食べたい?」



 奏太さんが私の肩に手を置いた。



「…あ、自分で取りに行くから」



 私が言うと




「オマエは行動が遅いからな。俺が行く」