【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





「…さっさと朝食食って来い」



 奏太さんがボソッと言った。



「え?」


「遅刻しても、しらねぇぞ」



 まだ、そんな遅い時間じゃないけどなぁ。




「急ぐ必要、ないんじゃない?」


「俺がお前を送ってくから!だから急げよ」



 バイク、好きだねぇ、この人。



 私のカレシは、どうしようもなく変態です。