花蓮SIDE 「あのさ、花蓮」 奏太さんが私の肩から手を放した。 「ん?」 「好きだ」 奏太さんの目が真剣で何も言えない。 ただ恥ずかしすぎて私は目を伏せた。 「世界中の誰よりもお前を愛してる」 これ、さっき言ってた、正式なプロポーズかな?