「ありがと、奏太さん!」 花蓮はにこにこしながら、空に顔を戻す。 俺は花蓮の右手を掴んだ。 「か、奏太さん!?」 顔を真っ赤にする花蓮の肩に手を置いて、俺はキスした。 「…!!!」 唇を離した後の、照れたような花蓮の笑顔が好き。 俯いて、ちらちら様子を窺う花蓮は小動物みたいで、かわいい。