【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





「すっごーーーい!」




 私、思わず絶叫。



 暗いから、本当に星がきれいで。




「プラネタリウムみたい…!」




 私が言うと、奏太さんがあずまやの方で小さく笑った。




「…こっち、来い」




 奏太さんが手招きする。




「うん」




 あずまやからも星はよく見えた。



 むしろ、立って見上げなくて済む分、座ってた方が楽。