「あぁ!俺が保障する」 たぶん、私が元気なかったから、奏太さん、気を遣ってくれてるんだよね。 「…ありがと」 そのとき、道が開けた。 さっきまで鬱蒼とした道だったけど、視界がパッと開けた。 そこは、展望台だった。 都会の光がなくて、倉庫からだいぶ離れてることは確か。 「上、見てみろよ」 奏太さんに言われて私は空を見上げた。