一緒にいることが当然だった。 だからそれだけに、瑛太がいないという事実が重すぎる。 もう大人なのにな。苦しみは大人、子供なんて関係ないのかもしれない。 「…俺がこんなんじゃ、ダメだよな」 俺は長く深い溜息を洩らした。 瑛太のことでため息をつくのは、これが最後だ。 そう心に誓った。