【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






 私の言葉に



 七帆は顔色一つ変えず。






「私のせい?何言ってんの」





 冷静に言った。






「自分が生き残るために平気でうそついて!だまして!相手殺して!なんでそんな平気でいられるの…っ!?」






 私の言葉に七帆の眉が撥ねた。






「な、なんなの、そんな出鱈目な話、信じるわけ…っ!」




 痛いところをついたのは、たしかだった。






 私は言葉をつづけた。