【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参







 怖かった。




 私は奏太さんにもらった指輪を無意識のうちに握りしめていた。





 腕の中の瑛太さんの死に顔は




 安らかで




 綺麗だった。





 私の頬を新しく涙が伝っていく。






 奏太さんは私と瑛太さんを横目に見て、本郷の人たちに殴りかかって行った。






 奏太さんが、奏太さんじゃなくなってしまった。





 大暴れする奏太さんが怖い。