怖かった。 私は奏太さんにもらった指輪を無意識のうちに握りしめていた。 腕の中の瑛太さんの死に顔は 安らかで 綺麗だった。 私の頬を新しく涙が伝っていく。 奏太さんは私と瑛太さんを横目に見て、本郷の人たちに殴りかかって行った。 奏太さんが、奏太さんじゃなくなってしまった。 大暴れする奏太さんが怖い。