【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






 右足も左腕もギブスで固定されている。




 服には血が滲んでいた。





「瑛太さん、体中ボロボロだよ!?」




 私が言うと、瑛太さんは私の頭をポン、と叩いた。




「心配してくれてありがとう」




 その言葉にドキッとした。



 かっこいいとか思ったんじゃない。



 ただ、瑛太さんが私の前からいなくなってしまう気がして怖かったんだ。