【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参










 しばらく経って、ようやく着いた。





「あ、やっと来た!」






 龍太さんが近寄ってくる。






「奏太、花蓮ちゃん!新しくわかったことがある」





 湊さんもやってきた。





「なんでしょう?」



「なんだ?」





 湊さんはグッと声を潜め。




「このどこかに瑛太もいる!」