【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






 直後、




 ドアが開いた。






「大変なのっ!」





 よりによって




 入ってきたのはクソババァ。





 まぁ、俺の母親。






「なんだよクソババァ」





 俺の言葉に一瞬、クソババァは俺を睨み





「一大事!」




 胸を押さえて言った。




 珍しいな、クソババァっていうと怒るくせに。






 明日は雨か?