血まみれで 体中傷だらけ。 彼は生きているのだろうか。 花蓮に聞くが 泣き叫ぶ花蓮の耳に その声は届かない。 だが 一度も瑛太は動かなかった。 怖かったのか 悪夢の定番なのか 俺は声にならない悲鳴を上げて 起き上がった。