【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参







「でも、奏太さん、ここわかるのかな」





 どうか、わかりませんように…。






「わかるんじゃない?



 だってあなた、さっきメモしてたでしょ」






 あ。





――待ってください。


 メモするんで。





 そういえばっ、



 メモ用紙おいてきちゃった!





 どうしよ〰〰〰。





 しかも、玄関にっ!