【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参




「何の話だよ」



 龍太さんが奏太さんを睨んだ。



「テメェが酒飲むと、



 必ず悪酔いすんだろ!」




 奏太さんも龍太さんを睨みつけた。




「あぁ!?」



 龍太さんが口元を拭い、



 奏太さんに殴りかかった。





 パシッと龍太さんの拳を受け止めて


 奏太さんは龍太さんを殴り飛ばした。




「喧嘩売ってんのかよ」


「俺と勝負しやがれ!」




 龍太さん、完全に酔ってるよ。