先輩が電気を消してベッドに入り込んできた。
先輩の部屋にはブルーのライトがあってそれが部屋の雰囲気をよくしている。
なんか、ロマンチック?ってゆーのかな
素敵なムードになりそうな明るさ。
先輩と1つのベッドに寝ている…
あぁ、考えただけでもドキドキするのに
いま、実際にそうなっている
いつにもなく私と先輩の距離は近い
恥ずかしくて壁の方を見て寝転がる。
もう彼女さんとの写真を気にしている余裕なんてなかった
ドッキドッキドッキドッキ…
今にも心臓が壊れてしまいそうな勢い
「……ふぅ~」
心を落ち着かせる為に溜め息をつく。
「なんでそっち向いてんの?」
先輩がこっちに寄ってきてぎゅうっと
私を抱きしめる。
うわぁ~///恥ずかしくて死ぬ…
「や、やめてくださいよ~///」
恥ずかしさのあまりに先輩の手を払いのけてしまった。
「あ…」
先輩が「じゃあもういいし」
と言って私の反対を向いて寝た
ちがうの先輩…
そんなつもりじゃない
さっきのは恥ずかしかったの
わかって…
私はドキドキしてしょうがなかったけど
勇気を出して
背中を向けている先輩に
手を回し後ろから抱きしめた。
「…せんぱい」
先輩がこっちを向いてくれた。
「りさ…」
いつもは`りさちゃん´
でも今日は呼び捨てだ。
なんか本物のカップルみたい
へへ、幸せだ
