『先輩!』 走って追いかけたから…だけじゃない 私の鼓動の速さ 先輩のすぐ後ろで立ち止まる。 立ち止まっても速くなる 益々速くなる鼓動 大きすぎて先輩に聞こえてしまわないか心配 私の声に気づき歩くのをやめ、立ち止まり、振り向いてくれた先輩 少し息を切らした声で 少し震えた声で いっぱいの勇気で 『アドレス教えて下さい』