4日目終了
お昼ご飯タイム。
お弁当を片手にベランダに出て
世菜、千聖、私
三人で集まる。
「どうだった!?」
最初に口を開いたのは千聖。
`どうだった´って言うのは
応援練習前に話していたあのこと。
`お目当ての応援団の先輩に座らせてもらう´
これが私たち三人の目標
世菜は少し嬉しそうな表情で
口を開いた
「うちね、座らせてもらえなかったけど横通った時ぶつかられて、ごめんねって言われた!」
少し照れた顔で
とても嬉しそうだ
「千聖は座らせてもらえた!その上、手の位置低いからもっとあげてって直されたの~!やばくない!?」
興奮ぎみに千聖は話す
いいな~
「りーはどうだったの?」
世菜が私の顔を除きこむ
『あのね、りーの気になってる先輩、今日一回も一年生のとこ来てくれなかった…』
はぁ…
と、溜め息をつく。
そんな私をみて
千聖は
「大丈夫!!あと月曜日と水曜日あるから!!」
頑張ろー!と
元気よく声を発した。
そっか、
応援練習はあと二回なんだ
もうあの先輩に会える機会無くなるんだなー
ちょっと寂しい気持ちに浸りながら
世菜と千聖と
ご飯を食べた。
