君がいた日々 【短編】


引越し当日

この4日間はものすごく早く時が過ぎるような感じがした。

「じゃあ新幹線の時間だから。」

「うん…これメアド…もし携帯買ったらすぐメール出来るように。」

「おぅ‼ありがとな」

「………」

「泣くな‼ 冬休み帰ってくるから。」

「ごめんね 泣かずに見送ろうと思ってたのに…」

そんな私をみて遼紀は私の頭をなでた。

「もう 行くな⁉ また冬休みな」

「バイバイ‼」