義之と一緒に家までの道を歩き、少しずつ近づいている家に、逃げたいって思ったけど、義之がいてくれるから頑張ってみようと思った。
家に着くとお母さんは私たちに気付いたのか、リビングから急いで出てきた。
「舞…何もなくて良かった」
お母さんはほんのり涙をためながら私に言った。
義之の顔を見たら、早く言いなって、そっと背中を押してくれた。
「お母さん…さっきはごめんなさい。私ねあんなこと思ってもないし、考えてもないよ。たまに寂しいな、怖いな、辛いなって思ってたのは本当だけど、お母さんが頑張って私を育ててくれたのには、すごく感謝してる。私のお母さんはお母さんだけ…あとお父さんも。だから、さっきは本当にごめんなさい」
私は今まで言えなかったことを頑張ってお母さんに伝えて、頭を下げた。
「おばさん、俺もごめんなさい。寂しい思いをしてるってわかってながらも、そばにいてあげれませんでした。舞の心を守れなくてすみません」
義之もそう言って頭を下げた。
「2人とも頭を上げて?
義之ありがとう。いつも舞のこと考えてくれて、そして舞のために一緒に頭を下げてくれてありがとう」
頭を上げると今にも泣き出しそうなお母さんの顔があった。
「舞…お父さんがいなくなってから、一度たりとも舞のせいだなんて思ったことないよ。むしろ舞が無事で良かったって思ってるの。お父さんね…舞に何かあったときは絶対俺が助けてやるんだ。俺に何があろうと助けてやるって、けど私はいつも助けるのは当たり前よ。だけど、あなた自身がいなくなったら、意味がないじゃないって言ってたの。だからね、私はお父さんに怒ってるのよ。最初はいなくなって悲しかった。今はもちろんお父さんがいなくて、寂しい時もあるけど、舞がいるから平気なの。
舞…毎日いてあげれなくてごめんね。
舞の心の声聞いてあげれなくてごめんね。
これからは舞が家にいるときは、ちゃんとお母さんもいるから、甘えられなかった分、甘えてほしいかな。じゃないと、お父さんに怒られちゃうから…」
お母さんは静かに涙を流しながら、思ってたことを伝えてくれた。
それが嬉しくて、だけどどこか切なくて、私までつられて泣いてしまった。
家に着くとお母さんは私たちに気付いたのか、リビングから急いで出てきた。
「舞…何もなくて良かった」
お母さんはほんのり涙をためながら私に言った。
義之の顔を見たら、早く言いなって、そっと背中を押してくれた。
「お母さん…さっきはごめんなさい。私ねあんなこと思ってもないし、考えてもないよ。たまに寂しいな、怖いな、辛いなって思ってたのは本当だけど、お母さんが頑張って私を育ててくれたのには、すごく感謝してる。私のお母さんはお母さんだけ…あとお父さんも。だから、さっきは本当にごめんなさい」
私は今まで言えなかったことを頑張ってお母さんに伝えて、頭を下げた。
「おばさん、俺もごめんなさい。寂しい思いをしてるってわかってながらも、そばにいてあげれませんでした。舞の心を守れなくてすみません」
義之もそう言って頭を下げた。
「2人とも頭を上げて?
義之ありがとう。いつも舞のこと考えてくれて、そして舞のために一緒に頭を下げてくれてありがとう」
頭を上げると今にも泣き出しそうなお母さんの顔があった。
「舞…お父さんがいなくなってから、一度たりとも舞のせいだなんて思ったことないよ。むしろ舞が無事で良かったって思ってるの。お父さんね…舞に何かあったときは絶対俺が助けてやるんだ。俺に何があろうと助けてやるって、けど私はいつも助けるのは当たり前よ。だけど、あなた自身がいなくなったら、意味がないじゃないって言ってたの。だからね、私はお父さんに怒ってるのよ。最初はいなくなって悲しかった。今はもちろんお父さんがいなくて、寂しい時もあるけど、舞がいるから平気なの。
舞…毎日いてあげれなくてごめんね。
舞の心の声聞いてあげれなくてごめんね。
これからは舞が家にいるときは、ちゃんとお母さんもいるから、甘えられなかった分、甘えてほしいかな。じゃないと、お父さんに怒られちゃうから…」
お母さんは静かに涙を流しながら、思ってたことを伝えてくれた。
それが嬉しくて、だけどどこか切なくて、私までつられて泣いてしまった。

