夏音と優希が保健室に行った後 気になった俺は トイレに行くフリをして後を追った。 保健室のドアの向こうで優希の声がする。 いてもたってもいられくなった俺は 衝動的に中に入ってしまった。 優希は優しい奴だ。 きっと 俺らが気まずくならないように笑っていてくれた。 夏音は優希と一緒にいたら また違う幸せがあったかもしれない。 だから俺は 優希に負けないくらい 夏音を幸せにしなくちゃいけない。