保健の先生は出張でいないと看板がでていた。


とりあえず中に入ると


「夏音ちゃん座って!!冷やそうね」


と言って 冷凍庫からアイスノンを出してくれた。


「ありがとう!!」


「夏音ちゃんバレー苦手なんだねぇ!!今度やる時は チームみんなでサポートするね!」


「優希くん……」


優希くんは名前の通り優しい人。

優しさに触れてまた涙腺がゆるむ。


「大丈夫大丈夫。笑 誰でも得手不得手があるからさ。苦手でうまくできなくても 楽しくできたらそれで良いよ♪」


「優希くんありがとう!!」


優希くんから優しさと勇気をもらったので 今度のバレーもがんばろうと思えた。