楽しいカラオケの一時を過ごし 帰り道に公園に寄った。 珍しく幸樹から行こうと言ってくれた。 公園のベンチに隣同士で座る。 春の風が心地良い。 「気持ちいい~」 「そうだな。春のにおいがする」 「暖かいお日様みたいなにおいだね♪」 「夏音……。夏音ってさ。」 「ん??なあに??」 横を向くと真剣な目の幸樹と目が合う。 なんだかドキドキする空間。