ビルの部屋に着いた。ビルは途中で寝てしまい、俺はそのまま引きずる形で来た。

 ビルをそのままリビングのソファに寝かせた。

『さて、どうするかな?』

 俺は時計を見た。針は12時を回っていた。

めんどうくさいからこのままビルの所で寝ちまうか?

 俺は思った。よく酒を飲むときは互いの部屋で勝手に寝てしまっている。

 俺は何気なくリビングにある電話を見た。

電話の留守電話のボタンが光っていた。

 俺は電話の所まで言った。電話のメッセージ枠にはミッシェルと出ていた。

 俺はビルを見た。ビルは顔を真っ赤にしたまま鼾をかきながら寝ていた。

 俺は少し考えた。さて聞くべきか、聞かないか?

 俺は電話を操作して留守電話のメッセージを聞いた。

電話からメッセージが一件ありますと声が出てきて、次に聞き覚えのある声が聞こえた。

『こんな時間にごめんなさい。前のことだけど、私があの・・・・感情的になってビンタしたのはとても悪かったと思う。できればもう一回話し合わない。』

『ミッシェルごめんよ。俺が悪かった』

 俺は少しびっくりして後ろを見た。ビルはそのまま鼾をかきながら寝ていた。

『寝言か・・・』

 ビルはさっきのメッセージを聞いて、無意識に夢の中でミッシェルに謝ってるんだろう
な。

『ビル、お前には運の女神はお前についてるよ』

 俺は少し羨ましながらビルに向けて言った。