次の日。 残念なことに、1時間目から数学だった。 いいや、サボろう。 祐と瑞希に見つからないように、4棟の1番上へ行った。 サボる時はここと決めている。 1番人が来ないし。 「梨乃じゃん」 そこには、彼がいるから。 「葵も、サボり?」 「うん。隣おいで」 そう言って、初めて会ったときみたいに、葵は左側に寄った。 あたしは葵の右側に座った。 「久しぶりだね、二人になるの。梨乃が真面目に授業受けてるからさ」 「葵は出なさすぎ」 「そうかも」 葵はくすっと笑った。