シャランッ シャランッ 鈴の音を響かせながら巫女服を着た少女が今宵も舞い踊る。 彼女の目の前にあるのは、青色に光り輝く美しい宝玉。 人の手に渡らないよう厳重に保管されているが、宝玉を狙う者は多かった。 奪われるのを防ぐため、古くから宝玉を守る巫女には封印する力が宿されている。 その封印は巫女以外解くことが出来ない。 封印が弱まらないよう朝と夜同じ時間に舞いを踊り、宝玉に向かって祈りを捧げているのだ。 それは今も尚、つまり現代にいたるまで続いている。