秘密なんです!?




「…壮樹」


 トイレから出ると、壮樹が腕を組みながら私を待っていた

 
「那奈が走ってんの教室から見えたから

 
 …泣きそうな顔、してたけど」

「…ごめんなさい」

「何で謝るの?


 …だから俺から言うって言ったのに」

「そんなの…」

「もうそんなこと言ってる場合じゃないんだろ!?」



 壮樹が声を荒げる


 怒ることはあっても、怒鳴ったことは一度もなかったのに。

 …全部、私のせいだ



「那奈は俺と友達だったら、友達の方が好きなの?」



 思わず口をつぐんだ