ゆらゆらキーホルダーgirl


「わたし…
今まで当たり前に
ここに来てたけど」

ななが俺のTシャツを
いじいじ引っ張りながら言う。


変だ。
こいつ…様子がおかしい。

俺はちょっと
怪訝な顔に
なっているかもしれない。

だってななが
いつもと違うから
訳が分からなくて。



「当たり前じゃなかった
って気づいた。

すごくすごく
俊太に会いたかったよ」


こいつは…
なんでこんな
可愛いことを…

俺のTシャツに向かって
言っているんだろう。


「なぁ、それ
こっち向いて言えよ」

俺はつい本音を言ってしまった。