楽しみ!
ルンルンしながら
教室に引き返すと
ちょうど俊太が
登校してきていて
教室のドアの前にいた。
今すぐ俊太に言いたいけど
ここじゃ話しかけられない。
「うふふっ」
わたしは一人笑って
俊太のそばを通りすぎて
教室に入った。
自分の席についてから
“聞いて!明日デートなの!”
俊太にそうメールを送った。
送ってすぐに俊太を見ると
メールに気づいて
携帯を開いているのが見えた。
俊太、何て言うかな?
よかったな、頑張れよ
ってきっと
何の絵文字もなしに
言ってくるはず。
わたしがにこにこしながら
俊太の方を見ていたら、
ちら、と俊太がわたしを見た。
でも俊太は
そのまま携帯をしまった。
もう…メールまで
学校ではだめって
決まりにしちゃったの?
わたしは首を傾げながら
携帯をしまった。

