ゆらゆらキーホルダーgirl


「ななちゃん?」


「あ、すいません、何ですか?」


ぼーっとしてたわたしの顔の前で
大島先輩が大きな手を
ひらひらさせた。



「明日、暇?」


明日は土曜日。
予定は何もない。


「暇です」

わたしが言うと、


「じゃあさ、どっか行こうよ」

大島先輩は、
ぱっと笑顔になって言った。


それってデート!?



「は、はい!」

うろたえながら返事をしたら、

「じゃ、今日の夜メールするから」

そう言って大島先輩は
手を振って去っていった。