ゆらゆらキーホルダーgirl


こんな気持ち…俊太side…

ななの笑顔をみると、
やっぱり俺のことを好きだって
気づいてほしくなってしまった。


俺は、いつから
こんな自己中に
なってしまったのか。


ななが困るのに
意地悪ばっかしてしまう。

顔を近づけたまま、
そんな事を思っていたら。

「俊太はどんな気持ちなの?」

なながそう聞いてきた。


俺?

いざそう聞かれたら
照れ臭くなった俺は
顔を離した。


ななは潤んだ瞳で俺を見てる。


まさか…こいつは
計算高い女なのか?

そんなわけ
あるはずないけど
そう思ってしまった。