「まさかね、
あはは、何でもない」

ななは何事も
なかったかのように笑った。


いつものななだ。


は?スルーですか?


「ねぇ、お腹すかない?」

ななは、そんなことを
言って冷蔵庫の中を見に行った。




まぁ、いっか。

焦らなくても。

あの目は惚れた目だったから。

ななが気づくのを
ゆっくり待とう。


まぁ明日になったら
また意地悪したくなっちゃうかも
しれないけどな。