またいつか…

学校中を走り続け、


気が付いたら屋上へ上がる階段にいた


「はじめてきた…」


私は誰もいないのにものすごく小さい声でつぶやいた


走って止まっていた涙がまた溢れ出す


…初キスだったのに…


初めてのキスは、私が大好きだと思える初めての彼氏としたかったのに


初対面の知らない男に奪われるなんて…


私は座り込んで泣いた


コッ… 何か音がした


驚いて顔を上げると目の前には―――


転校生