あなたの体温で癒して・・

・・・

孝明に優しさが、

痛いほど伝わってくる・・・

・・・

こんなに幸せでいいのかな?

・・・

孝明に、

甘えちゃっていいのかな?

・・・

髪を乾かし終わるまで、

そんな事を考えていた。

・・・

「終わった。

ほら、寝るぞ」

「え、あ、うん」

・・・

寝るとなると、

やっぱり、

二人で、

このベッドだよ・・ね?

・・・

ベッドに私を寝かせた孝明は、

「おやすみ」

そう言って、

寝室を出ていこうとする。

「エ、ちょっとどこで寝るの?」

私は慌てて孝明を止めた。