「うん、これなら大丈夫。

相沢さん、お薬だしとくから、

ちゃんと飲んでね?」


「ありがとう・・・

先生に診てもらったら、

元気になれてよ」

嬉しそうな顔をした相沢さん。

・・・

私も、孝明も、

目を見合わせ、

微笑みあった。


「じゃあ、行くね?」

「ちょっと待て美晴」

「ん?」

振り向きざまに、

不意打ちのキス。


「仕事中!」

「ちょっとくらいいいだろ?

続きは、帰ってから」

そう言ってウインクした孝明。

「もう・・・

帰ったら、孝明のぬくもり、

たくさん頂戴♥」

・・・

仕返しに、

耳元で囁いた私。